法曹への道 ~その先へ~

予備試験・司法試験合格の現弁護士による主として法律系資格の勉強法に関するブログです。受験時代に苦労・工夫したことや今苦労していることなどを踏まえお伝えしていきます。

【司法試験、予備試験】合格者の勉強計画・スケジュールの立て方

こんばんわ、やきなすです。

 

みなさんは勉強を始めようと思ったとき、まず何をしますか?

 

今回は、主にこれから司法試験など資格試験の勉強を始めようと思っている方や、まだ勉強を始めたばかりの方に向けて、効果的な勉強計画、スケジュールの立て方をお伝えします。

 

私も実際にこのような方法で、効率的に勉強をして短期合格を果たせたので、ぜひ参考にしてみてください。

 

①試験日を確認して手帳に書き込む

まずはじめにやるべきは、敵を知ることです。

司法試験であれば、毎年5月の半ばに実施されます。

例えば、2021年に司法試験に合格することを目標とする場合、通常、水曜・木曜・土曜・日曜の日程で行われますので、おそらく2021年の5月12日、13日、15日および16日またはその翌週が試験日になります。

(まだ2021年度の正確な日程が出るのはだいぶ先なので、ひとまず暫定的な日程で構いません。大きくこれから逸れることは考え難いです。)

 

自分が試験を受ける日がいつか定まったら、それを手帳に書き込みます。

世の中にはこんな便利なものがありますので、ぜひ活用ください。(⇩)


スケジュール帳 2019 スリーイヤーズ B6 3年連用 ARTEMIS アーティミス ダイアリー 1月始まり シンプル ビジネス 3年 2019 手帳 記録 19W3B6-TY

 

スマートフォンのスケジュール機能よりも、試験に対する実感が沸く気がするため、手書きの手帳がおすすめです。

 

予備試験経由を考えている方は、司法試験の受験日を記載したら、同様に予備試験の受験日も記載しましょう。

こちらもまだ具体的な日程が公表されていなければ、だいたいで構いません。

 

予備試験の短答式試験は、司法試験の短答式試験の日と同じ日に行われます。

そして、7月中旬に2日間かけて論文式試験があり、10月下旬に2日間かけて口述試験があります。

 

以前紹介したように、予備試験の前に行政書士宅建を受験する場合には、その試験日も記載しましょう。

 

これで、当面の最終的なゴールが明確になり、自分がどのようなスケジュール感で勉強を進めていけばよいかイメージが湧くと思います。

 

記載した手帳はいつも手元に置いておき、毎日確認して、常にゴールを意識しておくことが日頃の勉強のモチベーション維持にも効果的です。

 

②合格発表の日に「合格」と記載する

試験日を確認したら、次に合格発表の日をイメージします。

 

まだ具体的な日程が公表されていなければ、大体の日にち、または該当する月の余白でも構いません。

 

手帳の当該日にちまたは月の箇所に、あらかじめ「合格」と記載しましょう!

 

あほらしいと思うかもしれませんが、これはかなり効果的です。

手帳にあらかじめ「合格」と記載することによって、「自分はこの日にこの試験に合格することになっている」ということを既成事実としてしまうのです。

 

人は、強く信じたことを本当にそうだと信じ込む性質があります。

この日に合格する、ということが書かれた手帳を毎日眺めることで、本当にそれを実現する力が湧いてきます。

 

③1か月、1週間、1日のスケジュールを立てる

お伝えしたとおり、受験日と合格の日を明確にしたら、いよいよ、直近の勉強計画を立てましょう。

 

試験日から逆算して、試験日に本試験の問題が解けるようになっているためには、今月は何をするべきかを検討し、それを手帳の余白などに書き込みます。

 

今月の目標が定まったら、今週は何をするか、そして今日は何をするか、という形で、計画を立ててください。

そして、立てた計画は、かならず手帳や紙に書きだしましょう!

なお、私は、一日単位や一週間単位でやるべきことは、手帳には書ききれなかったので、広告の裏などに記載して、デスクのよく見えるところに貼っていました

 

ここで大切なことは、一週間の計画や一か月ごとの計画は、一日の勉強の進み具合に応じて毎日見直すということです!

 

よくいうセリフかもしれませんが、勉強計画は、立てること自体にも意味があります。ゴールを見据え、自分の現在の立ち位置を確認し、足りない部分を埋めるためにはどうしたらよいかを考えること自体が、重要だからです。

むしろ、それが明確にさえできれば、あとは計画に従ってやるのみですね!

 

しかし、多くの人は、なかなか計画通りにはできないものです。

私も、毎日スケジュールを見直して、作り直していました。(当初のスケジュールが無茶すぎたということもよくありましたが^^;)

 

計画通りにできなくても焦る必要はなく、毎日計画を見直していきましょう!

 

また、少なくとも1か月に1日や2日は、休みの日を作ってあげてください。

その方が、長期戦の司法試験では、モチベーションが長続きすると思います。

 

なお、まったく何から手を付けたらいいかよくわからない人は、予備校の説明会などに足を運んでみたり、書籍で合格者の声などを参考にしてみるのも手です。


伊藤真が教える司法試験予備試験の合格法 [ 伊藤 真 ]

 

このブログでも、おすすめの勉強法を随時紹介していきますので、よければ参考にしてみてください。

 

今回の記事が少しでもみなさまの参考になれば幸いです。

 

 

<今回の名言>

「踏まれても根強く忍べ道草の やがて花咲く春の来るらん」

 

いまは苦しくても、必ず明るい未来は待っていると信じて、私も毎日がんばります。