法曹への道 ~その先へ~

予備試験・司法試験合格の現弁護士による主として法律系資格の勉強法に関するブログです。受験時代に苦労・工夫したことや今苦労していることなどを踏まえお伝えしていきます。

2020年司法試験・予備試験の延期について

 

こんにちは、やきなすです。

 

先日2020年の司法試験及び予備試験の日程の延期が発表されました。

 

一体いつ開催されるのか、果たして本年度中にに開催できるのか・・・

 

当初の日程にピーキングをして準備をしてきた受験生の不安やストレスはとてつもないと思います。

 

今日は少しでもそんな受験生の気が晴れるように、この困難を乗り越えるために重要だと思う3つの考え方をお話ししようと思います。

  

①人生は予想外の連続だと理解すること

 

今年の司法試験や予備試験が延期になるなんて、去年の時点では誰も予想することはできませんでした。

 

私自身も基本的に在宅ワークを強いられており、外出は生活するのに必要な限度に留めています。当然不安やストレスも溜まります。

 

ですが、思い返してみると、人生はもともと、予定通りになんていかないものです。

 

私の受験時代を思い返してもそうでした。

 

受験期間中、毎日計画を立てて勉強をしていましたが、正直言って、立てた計画通りに進んだ日などほぼありませんでした

 

仕事をしていても毎日予想外の連続です。突如対応しなければいけない緊急の依頼が入ることもあれば、体調が優れずに仕事が捗らない日もあります。

 

でも私は、こういう時だからこそ、真の実力が問われるのだと思います。

 

困難な状況なのは誰もが一緒。その中で、やるべきことを淡々と続けられるか。試験はすでに始まっているのかもしれません。

 

予想外の出来事に対して、どういう対応ができるか、それは試験当日も、実務に出てからも、はたまた人生という軸で見ても、結果を左右する重要なことだと思います。

 

試験当日も必ず見たこともない、考えたこともない問題に出くわすと思います。

 

そういったときに頼りになるのは、今まで自分が積み重ねてきた努力だけです。

 

この困難を乗り越えたという経験が、このような状況でも努力を継続してこれたという自信が、必ず試験当日、そしてこれからの人生でぶち当たる予想外の出来事に対処する上で生きてきます。

 

今はそう信じて、日々コツコツとやるべきことを積み重ねていってください。

 

目まぐるしく変わっていく世の中にうまく対応しつつ、でも、動じない心を身につけること、それは誰にでもできると思います。

 

それを可能にするのは、日々の努力の積み重ねしかないのだと思います。

 

大丈夫です、努力はきっと裏切りません。

 

 

  

②健康管理を大切にすること

 

自由に生活ができないということがどれほど心身にストレスを与えるのか、我々は今身をもって経験しています。

 

上記で述べたように、努力を積み重ねるのは大切ですが、ただでさえどんよりとした気持ちになるこんなときだからこそ、より一層自分の心・体を労る気持ちを忘れないでください。

 

たまにはゆっくりコーヒーでも飲む。のんびりお風呂に入る。そして夜更かしをせずにきちんと寝て、毎日規則正しく起きる。

 

そういった健康管理は、毎日机に向かっている時間と同等か、それ以上にとても重要なことです。

 

体調が優れなければ、集中して勉強することもできません。

 

私も、受験生のときは、まだ若かったこともあり、体調管理や食生活をそれほど重要視していませんでした。

 

ですが、我々の体は、食べたものでできています。

 

また、夜しっかり寝て、朝きちんと起きることが、どれだけ健康に重要かは、私が言うまでもありません。

 

せっかく難解な試験に合格しても、健康を害してしまっては本末転倒です。

 

何のために試験を目指しているのかを思い返してみてください。

あなたが成し遂げたいことをするために、健康でいる必要はありませんか?

 

もし答えがYESなのであれば、ぜひ今日から、今から、健康に気を使った生活をして、心と体をしっかりとケアしてください。

 

健康については、過去にも参考になる記事を書いているため、そちらもよろしければ見てみてください。

 

yubensensei.hatenablog.com

 

 

③感謝の気持ちを忘れないこと

 

今まで当たり前に出来たことが、出来なくなると、予想外のことが起こると、人は不安になります。ときには、その不安やストレスのせいで、他人に八つ当たりしてしまうこともあるかもしれません。

 

けれど、予想外の出来事というのは、今までの当たり前に目を向けるチャンスでもあると思います。

 

今までの当たり前がどれほどありがたいことだったのかを再認識する機会になったりします。

 

または、今までの常識が、実は間違っていたのかもしれないと考えるときっかけにもなり得ます。

 

そうした当たり前に感謝し、または、固定観念にとらわれずに、時代や世の中の流れに合わせて考え方を変えていくことは、試験に合格するという短期目標を超えて、人として正しく生きる、人生を豊かにするという上で、とても大切なことなのではないかと思います。

 

人に感謝される法律家になるためにも、まずは自らが、周りの人や当たり前に感謝できるマインドセットを持てると素晴らしいですね。

 

少し話はそれますが、私は自分が受験に合格したときにこう思いました。

答案用紙に記した文字、文章一つ一つから、積み上げてきた努力の結晶や、その人の人格、こうして試験に挑戦できる喜びやありがたみが、伝わっている気がする。

 

皆さんも同じ気持ちになるかもしれません。

皆さんの番は、もうすぐ必ずきます。

その日まで、感謝の気持ちを忘れずにもう少しだけ頑張りましょう。

 

今日は母の日ですから、ありがとうを言葉にしたらいいかもしれないですね。

 

 今回の記事が少しでも皆様の参考になれば幸いです。

一緒に困難に打ち勝っていきましょう!

 

<今回の名言>

「困難を予期するな。決して起こらないかも知れぬことに心を悩ますな。常に心に太陽を持て。」