【司法試験、予備試験】よくある誤解について(予備校の必要性、基本書の必要性)
こんにちは、やきなすです。
今日は司法試験の受験生がよく陥る誤解について、私の意見を述べようと思います。
あくまで私個人の意見にすぎないため、別の考え方もあると思いますが、読んで賛同してくださる方にとって参考になれば幸いです。
予備校の必要性
まず、みなさんは、司法試験を受験するとしたら、一人で勉強しようと思いますか?
それとも塾などの予備校に通う選択をしますか?
結論から述べると、予備校に通うのが圧倒的におすすめです。
(なお、私はどこかの予備校の回し者とかではありません。)
ちまたでは、「司法試験に独学で合格する方法」を謳っている本も売っていたりします。
天才的な能力を持っていれば、それでも可能かもしれません。
あるいは、長い間勉強を継続することができれば、いつかは合格することもできるかもしれません。
しかし、一般的な受験生が、短期で、合格することを目指すとすれば、
やはり受験のプロである予備校に通うことが不可欠です。
私の考えでは、また多くの人の考えも同じだと思いますが、
司法試験には、早く合格できるならばそれに越したことはないと思います。
司法試験に合格して、資格を取得するのは、あくまで手段で、
その合格後に目指すべき目的・目標があるのではないかと思います。
人生は有限ですので、試験はさっさと合格してしまい、
資格がないとできない仕事により多くの時間を使うのがいいと思います。
その意味でも、受験はプロの力を借りて効率的に終わらせるのがいいと思います。
この話をすると、まれに、
「私は法学部に在籍しているので、授業を受ければ大丈夫」と考える方がいます。
しかし、大学の授業は、司法試験の合格のために作られているものではありませんので、基本的に教授の専門分野に偏った授業がなされます。
司法試験の出題範囲の半分もカバーされないこともよくあります。
したがって、法学部の授業だけで司法試験に合格するというのは難しいと思います。
法学部の授業は、試験との関係では直結しないとしても、法律の学習という意味では楽しいので、使い分けをしてもらえればいいと思います(また、学校の成績はよいに越したことはありません)。
基本書の必要性
これも受験生がよく陥る誤解・失敗ですが、
勉強が進んでくると、予備校に通っていても、
「予備校のテキストのほかに基本書を読み込まないと合格できない」
といったような噂に惑わされることがよくあります。
周りの友達が基本書を揃え始めて、やはり自分も基本書を読まないといけないんだと誤解して、次から次へと新しい基本書に手を出してしまいます。
しかし、私の合格体験談からすると、学者の基本書は、司法試験の合格との関係では、一切不要です。
予備校のテキストだけで十分です。
そもそも、予備校のテキストだけといったものの、その分量は相当多くなります。。
私みたいな凡人にとっては、それを理解して覚えるのだけでも必死で、それに加えて基本書に手を出す余裕など到底なかったというのが実態なのですが。
一つ言えるのは、試験で使えるのは、
100のあやふやな知識より、10の確実な知識です。
ですので、手を広げるのではなく、テキストを絞って、それを隅から隅まで徹底的に身に着けるという学習法がいいと思います。