これから司法試験を目指す人へ モチベーション維持のために重要なこと -中間目標を立てる
こんばんわ。やきなすです。
多くの人にとって、司法試験の受験までには数年は要することになり、モチベーションの維持が何よりの課題ですよね。
そこで、今回は、私もやっていたおすすめの方法をお伝えします。
それは、一年ごとに法律系の資格試験を受けるという方法です。
たとえば、今年勉強を始めた人が、2020年に予備試験、2021年に司法試験に合格するという目標を立てたとします。
まだ勉強を始めて間もない方であれば、やる気にも満ち溢れているかもしれませんが、多くの人は、勉強が進むにつれ、試験科目の量に圧倒されたり、なかなか知識が覚えられなかったり、モチベーションを維持するのは簡単ではないと思います。
ましてや、いまから2020年や2021年の試験のことを考えろと言われても・・・まだ1年以上あるし・・・
といった考えで怠けてしまいがちです。
そこで、一年の基礎的な勉強の成果を試すために、2019年にも法律の資格に関する試験を受けることで、中間目標を立てる方法がおすすめです!
宅建は、毎年10月に試験が行われており、
(公式サイト:一般財団法人 不動産適正取引推進機構 | 宅建試験 | 宅建試験の概要)
基本的には、民法と宅建業法が試験科目です。宅建業法は司法試験の試験科目ではないため、無理に勉強をする必要はないと思います。民法の知識がきちんと身についているかを確認する契機として受験するのがおすすめです。
また、行政書士は、毎年11月に試験が行われており、
(公式サイト:一般財団法人 行政書士試験研究センター)
試験科目は、憲法、行政法、民法、商法と基礎法学および一般教養であり、司法試験および予備試験の試験科目ともろかぶりです!
そのため、予備試験や司法試験の受験を目指している方にとって、実力試しとしてもってこいの試験ですし、行政書士のために特有の勉強をする必要はなく、司法試験の勉強の延長で合格することができます。
上記の例でいえば、2019年10月の宅建や11月の行政書士をひとまずの目標として、とりあえず一年勉強する、ということであれば、モチベーションが続きそうじゃありませんか?
なお、(宅建は受けていませんが)私も実際に、試験勉強を始めて1年くらいしたタイミングで行政書士にチャレンジし、合格することができました。
あくまで司法試験合格に向けた通過点の位置づけではあったものの、運転免許以外に人生で初めて取得した資格でしたし、それ自体でも独立して仕事にすることができうる立派な資格でしたので、やはりうれしかったです。
そのことで、気持ち的にも余裕ができ、また自信がついて、「よし、もう少し頑張るか」という気持ちにもなりました。
もちろん、予備試験も、ある程度準備ができたなと思ったら、試験形式や現場の雰囲気に慣れる意味でも、とりあえず早めに受験してみることがいいと思います。
もっとも、勉強して一年もたっていない状態で予備試験に(少なくとも論文試験に)合格することはかなり厳しいと思います。
だめもとで受けたとしても、不合格になればやはりショックを受けるものでもありますので、まずは一年足らずでも十分に合格が狙える宅建や行政書士を中間目標として、“合格癖をつける”という方法もいいのではないかなと思います。
少しでもみなさまの参考になれば幸いです。
<今回の名言>
「わが行く道に茨多し されど命の道は一つ
この外に道なし この道を行く」